マチュピチュ

>> Next  Previous Index Home
 ペルー旅行のメインイベント、マチュピチュです。

 とうとう、あの空中都市マチュピチュの遺跡が見られるかと思うと、実は前の晩からわくわくしてしまってました。ペルーに来た理由の半分ぐらいはこのマチュピチュを見たいっ、というもの。

 朝6時出発のアウトバゴンというマチュピチュ行きの豪華観光列車に乗って、朝靄の中、クスコの街を後に、片道3時間の道のりです。

 この日は4月28日だったのですが、なんと、ペルーの全国的なストの日でして、前日の夕方まで列車が運行されるかどうかはっきりしませんでした。ここまで来て、行けないなんてぇー、っと気をもみました。

 しかしラッキーにも、一般列車がストで運行されない中、このアウトバゴンはペルー最大の観光地行きというわけで、何とか出発してくれたのです。(うれしかったよぉ)

 途中、急な坂の上り下りが多く、日本ではあまり経験しないスイッチバックが数回ありました。僕は列車の最後尾に座っていたのですが、このスイッチバックのたびに、列車からおじさんが二人素早く線路に飛び降りて、ポイントの切り替え作業をしているではありませんか。列車とは無線で話をしながら作業を進めてるようで、止まった列車が反対方向に動き出すと、さっき飛び降りたおじさん達が、再び列車に飛び乗ってくるのでした。

 列車がゆっくり動いてるのでそれほど危険は感じませんでしたが、なんとも、のどかな雰囲気ですね。ついでに書くと、帰り道では、落石を人海戦術で片づけてまして、それが終わるのを待ってたりと、われわれ乗客をいろいろと楽しませてくれました。ペルー国鉄の皆さん、お世話になりました。


観光列車アウトバゴン と ポイント切り替えおじさん


振り返ると、インディヘナのおばさんが歩いてました

 列車が麓の駅について、次にバスに乗り換えます。バスは待ち時間なしに次から次とやって来て、長いバス乗り場の行列もどんどん進んでいきました。

 周りは、ほとんどが欧米人旅行者、それからゴールデンウィークということもあって日本人が私が気が付いただけでも20人ぐらいはいましたね。

 バスは日光のいろは坂も真っ青というぐらいの急な九十九折りを、ちょっと恐ろしいスピードで飛ばしていきます。まあ、運転手も慣れたもので、こちらがどきどきしてもしょうがないので、窓から景色を楽しんでましたが、こんな急な坂の上に遺跡があるなんて、最初に見つけた人はすごいなぁ、ってなことをぼんやり思ってました。


くねくね道(ビンガムロード)をバスは登っていく、、、
 
 そして、バスを降り、ガイドに連れられてゲートを進みしばらく歩くと、、、。

 おお、これじゃあ〜、これこれ、これを見にペルーまで来たんだぞーっ。と、思わず叫びはしませんでしたが、しばし、見とれておりました。

 遺跡は例によって巨石で組み上げられているのですが、麓からは相当高い位置にありますし、坂も急だし、そんな昔にいったいどうやって石を運んだかが、いまでも諸説あるそうです。


おなじみのアングルですね
(ワイナピチュ峰の頂が欠けた写真に。がーん)
 
 私は日帰り一日ツアーで行きましたが、日程的に余裕があれば、というか私以外の個人旅行者のほとんどは、クスコからマチュピチュで一泊して余裕をもって観光してました。一泊すると、夕方/早朝のマチュピチュがもっとも美しいところ(おまけに観光客もすくない)を見ることができるそうです。

右手の方向から見てます
 
 マチュピチュの写真のバックにある峰ワイナピチュは、登るのに1時間ぐらいかかるという話ですが、一泊して余裕のある人たちは皆さん登るようですね。わたしも、時間があれば、なんとか登りたかったなぁ。

 ワイナピチュは急峻に見えますが、昇った人の話だと、1時間で上れるのは本当だそうです。けど、超しんどい、ということでした。
 


遺跡の向かって左手の崖 下に川が見えます
(この高さが分かりますか?)
 
 写真の旗を持ってる人がツアーガイドさんですが、サングラスをしたこのおじさん、マチュピチュの様々なことを説明してくれました。英語だったので、私の理解度は、まあ知れてますが、蒸し暑く強い日差しの遺跡の中、その話の雰囲気に吸い込まれてしまいました。

 「そう、マチュピチュを発見したのは、ビンガムではないのだ。彼は、この遺跡を欧米に紹介したのであって、発見したのはインディヘナのガイドなのだ。」

 「黄金はどこに行ったのか。発見者のビンガムは、黄金は無かったと言っている。しかし、その後、彼は大金持ちになった、、、」


遺跡説明中のガイド氏 サングラスがかっこいい
 
 帰り道、楽しみにしていた「グッバイボーイ」に会いました。

 坂道を下るバスに向かって、6、7歳ぐらいの男の子が手を振って「グッ バァィー」と叫んで、バスはそのまま通り過ぎるのですが、下った先の道で同じ男の子がまた「グッ バァィー」と手を振ってるのです。九十九折りの坂道を行ったり来たりするバスよりも、直線で下る方が早いので、何回も「グッ バァィー」が出来るわけです。

 バスに乗ってる観光客の方も、もちろん、有名な役者登場ということで、盛り上がってました。そして、坂を下りきったあたりでバスが止まって、グッバイボーイがバスに入ってきて、チップを乗客にねだるわけです。

 小さな男の子が「ね、楽しんだでしょ?」という目でやって来て、お客のほとんどがチップを渡してました。そしてもちろんわたしも。こんな小さいのに、がんばってるね、と思いながら。


>> Next  Previous Index Home