この国2番目の街であるマンダレーはヤンゴンから夜行列車で一晩の内陸にあります。運よく寝台車の切符が取れ、昼間の暑さがいくぶん和らぐ夕方、列車に乗り込んでマンダレーからヤンゴンに向かいました。
2段のベッドが向かい合ったコンパートメントでして、写真のご夫婦と一緒になりました。ご主人が片言の英語を話され、ミャンマー談義に花が咲きました。マンダレーの少し手前のターズィという街の駅長さんをされているということで、ぜひターズィに寄ってけと勧められたんで、ホントに行きたかったんですが、短い旅のスケジュールで泣く泣く断念しました。
一緒の奥さんの方は、めんどう見のいいおばさんで、言葉は通じないんですがいろいろと食べ物を勧めてくれたり気を使ってくれて、うれしかったです。ヤンゴンのパゴダまでお祈りに行った帰りだそうで、改めてミャンマーの人たちの信仰心の強さを感じました。中のよさそうなご夫婦でした。
マンダレーヒルというのはマンダレー市内の外れにある丘で、その周りにパゴダがあって、丘も登ると途中途中に仏像やお寺があります。がんがんに晴れた日でしたが、暑さが少しは静まる夕方に、サイカー(自転車タクシー)に乗っていきました。
登り口には巨大な「こま犬」が左右に並んでてちょっと日本の神社風ですが、こま犬にしては巨大サイズで圧倒されます。あ、かってにこま犬と書いてますが、ほんとはちゃんと名前があるのでしょうし、犬ではなくて獅子かもしれません。まあ、ガイドブックではないのでそこらへんはご容赦を。
【写真】 マンダレーヒル登り口の巨大狛犬。足元の点のようなのが人と車です。
やっぱヒルというだけあって、登り、登り、もういいやと思って、また登る。どひぇー、疲れたぁ、でもまだまだ登る。って、こんな風なコンクリの階段がずーっと続いたのでした。もう夕方だったんで、途中ところどころにある売店のおばさんや子供たちは客も少なく暇なのか、ぼちぼち店じまいを始めてました。あれー、今ごろ登ってきたの?、という顔をしてましたから。

やっと登り終えて、頂上の寺院に入ると、キンキラ仏陀像がどーんとありました。丘の麓を指差してるのか、登ってきた参拝者を指差してるのか、いったいどういう意味があるんでしょうねぇ。
入るときは靴を脱ぐのですが、中はひんやりしたタイルの床で、足が冷やされて気持ちよかったです。
頂上の寺院からはマンダレー市街が一望にできて非常に眺めがいいのですが、やっぱ暑さもあって、長いこと外にいるのはつらかったです。
寺院は壁が小さい鏡がタイルのように使ってあって、それが日の光でキラキラと輝いて実に美しい光景でした。
観光地の寺院には付き物というか、えー、やっぱりいました、占い師です。このおっさんは手相見でして、壁の手の図にはいろいろと説明があったりします。きっと、生命線とか感情線とか、書いてあるのでしょう。
別にマンダレーくんだりまできて、しかも大汗かいたあとに手相を見てもらうこともないのですが、まあ、暇だったのと値段が安いこともあって、見てもらったのでした。
生年月日を聞いて、うーん君の年は××だろう、どうだ当たったろう、とか言うのでした。そりゃ、当たるだろ。来年はあんまりいいことがないが、再来年は結婚するだろう、とか、余計なお世話じゃ、という気がしてきたので適当に終わってもらいました。
おじさんはもっと話したそうでしたが、僕のほうが信じる方ではないので、ここらへんが我慢の限界。一周した後の帰り道におじさんを見てみると、やっぱり他に客がいないのか、暇そうにしてました。