再びハバナ

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 日本のメーデーはキューバでは休日になってまして、「5月1日」という名前の祝日です。ほんとはスペイン語で 「 Primero de Mayo 」 なんですが、日本語にすると間抜けな訳ですね。

 その日の僕は休日ということを知らず、ホテルのロビーでテレビをぼんやりみてたのでした。そしたら、たくさんの人だかりの中で演説するカストロがテレビに写ってて、あー、きょうは記念日なんだぁ、メーデーだな、と気が付いたのでした。

 ガイドブックをめくると、5月1日はハバナ市内の革命広場でカストロの演説があると書いてあって、こりゃあ、せっかくだしと、タクシーを走らせました。

 しかし、着いてみると広場はがらーんとしてて、宴の後でした。簡易設営の観客席を片づける作業の人が数人、黙々と仕事をしてるだけでした。例によって灼熱の太陽が、じりじりと照りつける中、がっかりしながら、でも、もしかしたらなんかあるかなぁ、と、しばらく広場の周りをぶらぶら歩きました。



Plaza de la Revolucion 革命広場

 観客席の反対側、道を隔てたところには噴水と塔があり、なにやらスペイン語の垂れ幕があります。もう少しよく見ようと、道を渡って近づいてみると、塔の方から人が出てきて、僕をみて笛を吹きながら、あっち行け、と手振りをするのでした。一応、ロープが張ってあって進入禁止なんでしょう。せっかく来たんだしと入れてくれよー、と、「ハポネス!、ハポネス」と大声をあげてみましたが、やっぱ、入れてくれませんでした。あーぁ。

 こんなわけで、革命広場周辺の散歩は、時刻がお昼過ぎの暑いときだったということもあって、たぐったり疲れました。

 革命広場の周辺は日本の丸の内に当たるとこだそうです。内務省にはゲバラの顔が壁に描かれていて、この日は祝日ということでしょうが、キューバの国旗もその横に掲げられていました。このゲバラの肖像は有名で、あちこちに同じデザインのものが描かれています。実は、わたしもこの絵が描かれたTシャツをキューバ土産に買ってしまいました。(国によってはこんなTシャツを着てると大変なとこもあるようですが)


Ministerio del interior キューバ内務省


 日本人でキューバに来る人は、多くが音楽が目当てのようですね。わたしは全然詳しくないんですが、ちょっとしたホテルやレストランではバンドがサルサ(おそらく)を演奏してて、客も踊ったりしてましたから、のりがいいんですねぇ。

 キューバ一の有名なキャバレー「トロピカーナ」には、バスのツアーで行ったのですが、雨で一日延びました。トロピカーナは屋外ステージなんですね。予定の翌日、実はこの日がキューバ最後の晩で、トロピカーナのステージをみることができました。


Tropicana Cabalet
 前日の雨で、今日は二日分の客が来たためか、入り口はすごい混雑でした。会場にはいるときに入り口のところでコンピュータで席を決めてもらうのですが、どうも調子悪いらしく、時々コンピュータの電源が落ちるのでした。開演時間は迫るし、列はなかなか進まないしで、ちょっといらいらしましたが、まあ、何とかはいることはできました。

 ショーの内容については、歌も踊りも満足のいくもので、ちょっと入場料は高かったけどみる価値はあると思います。でも、少しだけサーカスみたいな芸があったのは興ざめでしたが。
 

 ことしは、日本でもゲバラがブームになったり、作家の村上龍がキューバによく行くとか、また、キューバ行きの直行便の飛行機が飛ぶとかで、なにかとキューバ関連で盛り上がってるような気がします(ちょっと贔屓目でしょうか)。日本からはずいぶん遠いし、アメリカの経済封鎖という理由で、距離を感じる国ですが、観光としての資源は非常に大きく感じました。キューバ、ますます日本で人気が出ると思います。いいよ、キューバ。


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